ドジャース大谷翔平投手(31)が25日(日本時間26日)、オンライン取材に応じ、前日24日(同25日)に出場を表明した第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて「ずっと出たいと思っていた。前回以上に来年のWBCも素晴らしくなる」と決意を示した。

起用法については今後、ド軍と侍ジャパンを交え議論を重ねる予定だが、打者に専念することも想定した。

 画面越しの表情は晴れ晴れとしていた。前日にインスタグラムで2大会連続のWBC出場を表明した大谷が、日の丸への熱い思いを明かした。

 「ずっと出たいと思っていた。前回初めて出場して素晴らしい大会だった。前回以上に来年のWBCも素晴らしくなると思う。選ばれること自体、光栄なことなので楽しみ」

 メジャーリーガーには投手を中心に出場に慎重になる選手も多いが、球団と話し合って出場が決定。井端監督には電話で報告した。

 「日本を代表して、いろいろな選手とやれるというのはまた違う経験。ワールドシリーズとはまた別の大きい大会として、今も今後も重要になる」

 今季は2年連続でワールドシリーズ(WS)を制し、4度目のMVPに輝いた。脂の乗りきった31歳。2度目のWBCを絶頂期で迎えることを自覚している。

 「トレーニングの反応的にも、体的には今がピークあたりなのかなと思っている」

 優勝した23年の第5回大会は二刀流でMVP。今回WBCの起用法は「まだ分からない」と話すにとどめた。今後、ドジャースと侍ジャパンが協議していく。前回大会は打者として打率4割3分5厘、1本塁打。投手では3登板し、決勝では胴上げ投手になった。日本としては前回同様に1次ラウンド(R)と準々決勝で2度先発し、決勝はブルペン待機とフル回転するのが理想だが、23年9月に2度目の右肘手術を受けており、ド軍を含めて慎重にならざるを得ない事情もある。

 投手復帰を果たした今季を終え、「これでリハビリが終わった、という感覚」と明かした大谷は、球団との起用法に関する話し合いを今後も続けるとした。WBCに出場した23年は開幕からローテに入ったが、9月には右肘を手術。負担を考えて今大会は打者に専念するプラン、登板数やイニングを制限するプランなどが考えられる。現時点では複数の起用法をイメージしながら、WBCと26年シーズンに備える。

 「何通りかプランは持っておくべきだと思う。投げる、投げないにかかわらず。

投げたパターンとしても何通りか、投げないパターンとしても何通りかプランを持っておくべきと思う」

 仮に打者専念となっても、日本の中心であることは揺るがない。侍ジャパンへの合流時期は未定で大会直前になる可能性も高いが、「今回はある程度スケジュール、どういう流れになるか理解している。(大会に)入りやすさはある」と自信を口にした。WBC2連覇へ、オフも最善の準備を進めていく。(安藤 宏太)

 ◆23年WBCの大谷 2月の宮崎合宿には参加せず3月上旬に来日。6日の阪神戦から出場した。9日の1次R初戦の中国戦(東京D)は先発登板して4回0封&2点二塁打。準々決勝のイタリア戦(同)でも投打同時出場した。準決勝のメキシコ戦(マイアミ)では1点を追う9回に二塁打を放ち、サヨナラ勝ちにつなげた。決勝の米国戦(同)は1点リードの9回に登板し、最後は同僚のトラウトを三振に仕留めて胴上げ投手。投手はチーム最多9回2/3で2勝0敗1セーブ、防御率1・86。打者は全試合に3番で打率4割3分5厘、1本塁打、8打点、10四球。

MVPに輝いた。

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