巨人の岸田行倫捕手(29)が26日、来年3月に行われるWBCで、ドジャース・大谷とバッテリーを熱望した。15日の侍ジャパン強化試合・韓国戦(東京D)第1戦では、同点の5回に代打で勝ち越し3ランを放ち、代表入りを強烈にアピール。

「成長できる場所。選手としてさらに上に行きたい気持ちが強くなった。いい経験をさせてもらえたので、そこにもう一回加わりたい」と意欲を燃やす。大谷がWBCで二刀流に挑むかは未定だが「やるからには組んでみたい。見たことがないので『どんな感じなんやろ』っていう気持ちが強い」と心境を語った。

 今季は87試合出場で打率2割9分3厘。キャリアハイの8本塁打、39打点。盗塁阻止率4割1分9厘はリーグ2位と、攻守で存在感を発揮した。この日は都内の球団事務所で契約更改に臨み、2700万増の7000万円でサイン。「去年のこの時期には想像していなかったシーズンになった。個人的にはいいシーズン」。笑顔は見せたが、3位に終わった悔しさは忘れてはいない。

「(昨年)優勝する喜びを知ってしまったからこそ、今までよりも悔しい気持ちが強い」と、雪辱を誓った。

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