巨人は27日、球団OBの李承ヨプ(イ・スンヨプ)氏(前韓国・斗山ベアーズ監督)が来季の打撃コーチに就任すると発表した。

 李氏は秋季キャンプで臨時コーチを務め、浅野や門脇らを指導。

阿部監督はキャンプ最終日に李氏について「とても選手に寄り添ってくれて指導していただいた」と感謝し、「僕としてはやっぱり1年間いてほしいというのは、僕の方から正式にオファーは出してあります」と打撃コーチ就任を打診したと明かしていた。オファーに「本当にありがたい話」と語っていた李氏。1軍打撃コーチとしてウィーラー打撃コーチとタッグを組むことになる。

 日韓通算626本塁打で「アジアの大砲」と呼ばれた李氏。韓国ではサムスン時代の03年に当時のアジア記録となる56本塁打を記録。日本では04年から8年間、巨人では06~10年にプレーした。06年には開幕戦から巨人軍第70代4番を務め、打率3割2分3厘、41本塁打、108打点を記録。07年には阿部慎之助高橋由伸小笠原道大との30発カルテットが生まれるなど、現役時代の阿部監督とともに重量打線を形成してきた。

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