広島の秋山翔吾外野手が27日、マツダスタジアム内で契約更改交渉に臨み、5000万円ダウンの年俸1億3000万円プラス出来高(金額は推定)でサインした。今季は開幕直後の右足首の故障も影響し、スタメン29試合を含む出場64試合で打率2割6分2厘、1本塁打、5打点という成績に終わった。

 「当然そうなる(ダウン)。積み重ねてきたものがある分だけ(減額が)これで済んでる部分もあるし、まだ残してくれている部分もある。また頑張ろうと思う」

 故障から復帰した5月中旬以降も、中村奨らの台頭や首脳陣による世代交代の方針もあって出場機会を減らした。「けがした自分も悪いし、けがをした後に奪い返せなかった力不足」と、受け止めた。

 来季も外野争いは熾(し)烈だ。ファビアンの来季残留が決まり、両打ち外野手のドラフト1位・平川蓮=仙台大=も加入する。「立場が苦しくなっているんじゃないかというのは、目に見えて分かっていること」と、自身の現状は十分に理解した上で、「代打用の体づくりはしない。スタメンで出られるような気構えと体を準備する」と意気込む。日米通算2000安打に、あと168安打。今季はNPBで自己ワーストの38安打だった。大記録に向けても、38歳シーズンとなる来季が正念場だ。

 前日26日には、同じ1988年世代の前田健太が楽天と契約合意が発表された。

同世代の中でも特に親交が深い。「リーグが違うので年に1回対戦できるか、だけど、楽しみ。彼の成績が伸びれば伸びるほど、頑張らなきゃなと。ほかの同級生にも(同じ思いは)あるけど、特に思う」。日本球界復帰を決めた盟友と切磋琢磨(せっさたくま)し、ベテランの意地を見せる。

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