◆プロボクシング ▽WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)挑戦者決定戦 井岡一翔―マイケル・オルドスゴイティ ▽WBA世界ライトフライ級(48・9キロ以下)級挑戦者決定戦 吉良大弥―イバン・ガルシア(12月31日、大田区総合体育館)

 元世界4階級制覇王者でWBA世界バンタム級9位の井岡一翔(36)=志成=が28日、都内の所属ジムで会見し、12月31日に大田区総合体育館でWBA同級挑戦者決定戦でマイケル・オルドスゴイティ(ベネズエラ)と対戦することを発表した。

 戦績は井岡が31勝(16KO)4敗1分け、オルドスゴイティが15勝(14KO)1敗。

 井岡は昨年7月、WBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦でフェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)に敗れ王座陥落。今年5月にマルティネスとの雪辱戦に挑むも判定負け。先月29日、バンタム級に転級して日本人男子初の5階級制覇を目指すことを表明した。現在はバンタム級でWBA9位、WBC5位、IBF11位にランクされている。

 WBA世界同級王者の堤聖也(29)=角海老宝石=は12月17日に東京・両国国技館で世界5階級制覇の同級暫定王者ノニト・ドネア(43)=フィリピン=と対戦する。堤は井岡との対戦にも意欲を示している。

 また、WBA世界ライトフライ級2位の吉良大弥(22)=志成=は、WBA同級挑戦者決定戦で同級7位イバン・ガルシア(24)=メキシコ=と対戦する。

 両試合が行われる興行「SANKYO presents LIFETIME BOXING FIGHTS 30 streaming on Lemino」は、Leminoプレミアム/ひかりTVで独占生中継される。

 ◆井岡 一翔(いおか・かずと)1989年3月24日、大阪・堺市生まれ。36歳。興国高で全国6冠。東農大を中退し09年プロデビュー。

11年にWBC世界ミニマム級、12年にWBA世界ライトフライ級の王座獲得。15年に同フライ級王座獲得。17年末に一度引退も18年9月、再起。19年6月にWBO世界スーパーフライ級王座を奪取し、日本男子初の4階級制覇を達成。身長165センチの右ボクサーファイター。叔父は元世界2階級制覇王者・弘樹氏。家族は妻と2男。

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