日本ハムのドラフト1位・大川慈英(じぇい)投手(22)=明大=が29日、ファンに新愛称を募集した。これまでは名前の「ジェイ」と呼ばれていたドラ1右腕。

しかし、日本ハムにはミドルネームが「ジェームズ」で、「ジェイ」と呼ばれる野村佑希内野手(25)がいる。「野村さんと相談して決めないといけない。これまで『大川』と呼ばれることはなかったので、できれば『ジェイ』ですけど、ジェイを元とした、またちょっと違う、派生的な何かも考えられれば」と、新たな愛称を考えていく。

 大学時代は全て救援登板。身長180センチ、体重75キロと、投手としては決して大きな体格ではないが最速155キロを繰り出す。「体が大きいパワーピッチャーが今、クローザーで多い。自分は逆にそのタイプではないので、キレでバッターを抑えていく方」。投球フォームや球質などを磨き、新庄ハムの守護神を目指す。

 同学年には今季8勝でブレイクした達や福島、柳川など大型右腕がそろう。「自分はフィジカルで戦うタイプではないので泥くさく頑張っていきたい。同年代もたくさんいるので、絶対に負けないという気持ちでやっていきたい」。自分の色でプロの居場所をつかむ。

 ◆大川 慈英(おおかわ・じぇい)2003年10月28日、神奈川・平塚市生まれ。22歳。なでしこ小3年から平塚リトルで野球を始め、浜岳中では湘南ボーイズで東日本報知オールスター神奈川県選抜入り。常総学院では3年時にセンバツ出場。明大ではリーグ戦通算34試合に登板し、4勝1敗、防御率2・91。25年のドラフト1位で日本ハム入り。180センチ、75キロ。右投左打。

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