師走に入り寒さが本格化する中、屋内での快適さを極限まで追求した高機能の「着る暖房」が話題を呼んでいる。

 家電ベンチャーのサンコー(東京)が投入した「着るこたつ」(1万2800円)は、電気ヒーターを内蔵し、最高53度の「ダニ対策モード」を新搭載。

「春まで一歩も動かない」を掲げ、衛生面と省エネ性能で攻勢をかける。

 ゲーミングブランドのバウヒュッテ(大阪)は「ダメ着4G」(実勢約1万6000円)を進化させた。着たまま用を足せる「トイレシステム」を改良し、指先はマグネット式に。「一秒も無駄にしない」という機動力が売りだ。山善(大阪)も電気毛布をポンチョ化した「くるみケット」(1万1000円)を発売。ニトリ(札幌)は、主力「Nウォーム」(2000~5000円)で安さを武器に普及を図る。

 電気代の高騰が続く中、確実な「暖かさ」を取るか、電気代ゼロを取るか。消費者は、ライフスタイルに合わせた賢い選択を迫られそうだ。

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