京都・南座で1日、8代目尾上菊五郎と、6代目尾上菊之助襲名披露興行「當る午歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」が初日を迎えた(25日まで)。

 師走の古都を彩る風物詩。

口上で8代目菊五郎は「初代尾上菊五郎は京都・東山の生まれでございます。清水寺の音羽の滝にちなみまして屋号を音羽屋と定めました」とあいさつ。「襲名の上は、初代の菊五郎から大切にしてまいりました伝統と革新の精神にのっとりまして努力してまいる覚悟にございます」と述べた。また6代目菊之助は南座に初お目見え。「大きな名跡を襲名させていただきましたからには、立派な歌舞伎俳優になれますよう、なお一層精進いたします」と述べると「音羽屋!」の屋号が飛び交った。

 昼の部は「醍醐の花見」「一條大蔵譚」「玉兎」「鷺娘」「平家女護島」。夜の部は「寿曽我対面」「口上」「弁天娘女男白浪」「三人形」が上演される。

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