プロ注目の最速148キロ右腕・浜松開誠館高の塚田暖琉投手(3年)がこのほど、東北福祉大総合福祉学部の総合型選抜入試に合格した。「大学でもっとレベルアップして、4年後にプロに行けるように頑張りたい」と意気込んだ。

 186センチの恵まれた体格と高い潜在能力を持つ塚田は、高校入学後すぐにプロスカウトの注目を集めていた。2年生秋に背番号1をつけ、オフには最速147キロを記録。順調に成長を見せていたが、右肘痛に悩まされ、翌年春大会は大事を取った。最後の夏前にプロ一本での挑戦を決意して、1回戦の島田商戦での登板に続き、2回戦の加藤学園戦でも先発登板。4回1/3を5失点と崩れて、チームは5ー6で敗退。レベルアップを目指して、大学進学の道を選んだ。

 東北福祉大は今年6月の全日本大学選手権で優勝した強豪校。塚田投手はもともと一塁手を兼ねる二刀流で、打撃にもセンスを見せたが、大学では投手としてプレーを続ける予定だという。一学年上の伊波龍之介投手も同校に進学しており、塚田は「練習環境の話なども聞きました。高校では自分がチームを引っ張れず悔しい思いをしたので、大学ではチームを勝たせられる投手になるために努力していきたいです」と力強く語った。

 <塚田暖琉>(つかだ・はる)2008年1月15日、長野・長野市生まれ。17歳。

地元の昭和小2年から南原育成少年野球で野球を始め、川中島中では千曲ボーイズで全国大会出場を経験した。186センチ、87キロ。右投右打。家族は両親、弟。

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