第102回箱根駅伝(来年1月2、3日)で3年連続9度目の優勝を狙う青学大は2日、合宿中の千葉県内で恒例の30キロ単独走を行った。例年、この時期で最も重要な練習のひとつ。

エースで主将の黒田朝日(4年)、2年連続8区区間賞の塩出翔太(4年)、前回10区区間賞の小河原陽琉(2年)ら主力選手をはじめ、ルーキーの上野山拳士朗、椙山一颯(いぶき)ら新戦力も予定通りのタイムで走り切った。原晋監督(58)は「順調です。本番までやるべきことを淡々とやっていくだけです」と手応えを明かした。

 練習中、テレビのバラエティー番組のロケを行っていたお笑いコンビのサンドウィッチマン、タカアンドトシ、プロ野球巨人の田中将大(37)と遭遇。原監督は「マー君(田中将大)とは初めてお会いしましたが、サンドウィッチマンさん、タカアンドトシさんとは面識がありました。激励を受けて、元気をもらいましたよ」と楽しそうに話した。幅広い交友関係を持つ原監督は「私は決してタレントではありません。本業(監督)の姿を見てもらってよかった」と笑顔を見せた。

 4年前、青学大は同じ時期に同じ場所で合宿中に、ドラマ撮影を行っていた俳優の綾野剛(43)と遭遇。箱根駅伝の大ファンとして知られる綾野に熱い激励を受けた。その直後の箱根駅伝で優勝。別分野の大物との遭遇は、青学大にとって吉兆と言えそうだ。

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