巨人の菊地大稀投手が3日、都内の球団事務所で契約更改を行い、400万円の年俸2000万円(金額は推定)でサインした。「なかなかチャンスが少ない中で自分としては抑えらる自信もありますし、いつでも準備はしているので、1軍で結果を出すために、首脳陣の方々にアピールして使ってもらえるような選手になりたいと思っています」と語った。

 菊地は21年育成6位で巨人に入団し、22年4月に支配下登録。150キロを超える直球に鋭く曲がるスライダーなどを武器に、プロ2年目の23年には救援で50登板を果たすなどブレイクも、24年は1軍登板なしで同年オフに育成として再出発。今季、支配下に返り咲いたが、今季は7登板で1勝1敗、防御率1・80。「やっぱり1軍のマウンドは2年ぶりに上がりましたけど、あの歓声と雰囲気の中で投げられることは幸せだと感じて、さらに1軍で投げたいなって思いが強くなりました」と振り返った。

 今季は、なかなか1軍での登板機会に恵まれずに悔しいシーズンとなったが「もちろん野球が大好きなので常に上を目指したい気持ちがあるのと、妻と娘に幸せになってもらいたい、そのためにがんばりたい、それがモチベーションです」と語り、愛娘については「最近、色々できることも増えてきてしゃべったり、自分の意思を娘なりに伝えようとしているところがすごくかわいいですね」と語った。

 来季へ向けては「ずっと1軍にいてたくさん投げることです」と目標を掲げた。

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