巨人・丸佳浩、３軍に厳しい視点「見て感じたことを伝えた」契約更改の席で球団に直言
契約更改を終え会見をする丸佳浩（カメラ・今成　良輔） 画像（1枚）

　巨人の丸佳浩外野手（３６）が３日、来季中の通算２０００安打（残り７１）、同３００本塁打（残り１１）、同１０００打点（残り５６）のトリプル達成に意欲を示した。都内の球団事務所で契約更改に臨み、１億２０００万円ダウンの２億円（金額は推定）でサイン。

来季から新たに２年契約を結んだ。

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　巨人が強くなるための思いを持つからこそだった。丸は交渉の席で、球団に現在の３軍制度について意見を述べたことを明かした。今季故障班だった際に３軍選手と過ごした期間があり、「見て感じたことを伝えさせていただきました。育成選手にも実戦の場を設けてくれている。当然、お金も人手もかかっています。そこに３軍の選手がどういう意識を持ってやってるのかお話をしました」と語った。

　巨人では１６年に創設された育成選手メインの３軍。同制度を設けるソフトバンクの育成からは甲斐や周東、牧原大らが育ったが、丸は「なかなかそういう選手がジャイアンツに出てきていない」と厳しい視点で言及した。「（３軍選手は）一番練習しないといけない立場。何をやらないといけないかの意識改革じゃないけど、そういう意識をどう持っていけばいいか。今の時代に合う指導法をしつつ、どう向上心を持ってやっていけるか」と、球団側と話し合ったという。

　自身は不断の努力の末に広島で定位置をつかみ、巨人でも不動の地位を築いてきた。「新体制になってから、また今までと違った取り組みをしていくという話だった。僕も見ていきたい」。常勝復活へ、あらゆる面で力になる。（田中　哲）

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