米大リーグのウィンターミーティングが8日(日本時間9日)、米フロリダ州オーランドで開幕。新任のエンゼルスのカート・スズキ監督が、M・トラウト外野手のWBC出場について慎重な言い回しに終始した。

 「まだ誰が出る、出ないといった話はしていない。今後、必要なタイミングで議論することになると思う」と同監督。出場を支持するかという問いには「検討が必要。選手とチーム双方にとって最善の選択を話し合わなければならない」と明言を避けた。

 日系3世の同監督は、現役時代にエ軍でトラウトと大谷翔平投手(ドジャース)とチームメートだった。「同時期に2人の世界的スターと一緒にプレーできたことは特別だった。2人は冗談を言い合い、楽しくやっていた。互いに良い刺激を与え合う関係だった」前回大会決勝では9回2死で両者が初対戦して大谷が三振を奪い、劇的な優勝を収めた。「あれは素晴らしい勝負で、野球にとって非常に良い瞬間だった。2人の世界最高レベルの対決は特別だった。(日本も米国も)どちらも素晴らしいチームになるだろう。日本の実績、米国の選手層、さらにベネズエラやプエルトリコなど、世界中から素晴らしい選手が集まる大会で、とても楽しみだ」と話していた。

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