メッツからFAとなっているピート・アロンソ内野手が、8日(日本時間9日)、フロリダ州オーランドで開催されているウィンター・ミーティング初日に極秘会場入りした。MLB公式サイトのA・ディコモ記者は「タンパ在住のアロンソが木曜日に、約70マイル離れた会場まで運転し、オリオールズやレッドソックスと面談する」と伝えたが、前日のうちに現地入りした。

 アロンソはオフは出身地である同州タンパの実家で過ごしており、会場までは車で約1時間半の距離だ。再契約を目指すメッツだけでなく、ヤンキース、レッドソックス、パドレスなど多くの球団が争奪戦に参加しているとみられている。

 メッツは面談に含まれないとされ「ピートと我々はお互いを熟知している。我々は連絡を取るけれど、ここでは、おそらく、あまり良く知らない球団と面談すると思う」とのメ軍のスターンズGMのコメントを同記者は紹介している。

 レッドソックスのブレスローGMは、この日「私達は、この数日の間に、多くのミーティングを持つことを望んでいる。だが、特定の選手に実際会うかどうかは、言及したくない」と語った後、「面談して会話をする機会を持てることは、いいことだ。実際に、会って誠実さや真正性を示すことは、ZOOMや電話でのやりとりとは、違う側面がある。選手と代理人のことを、よりよく知るために、面談というものがある」と、直接交渉の利点を述べた。

 過去には、2022年にブランドン・ニモが、2019年にはレッズに移籍した秋山翔吾外野手が姿をみせるなど、同会議で直接面談を持つケースはある。前日7日(同8日)に31歳の誕生日を迎えたアロンソ。新たに年を重ね、直接交渉へ。通算264本塁打のスラッガーを巡る動きが活発化してきた。

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