最速148キロの直球でプロスカウトから注目を集めていた日大三島高(静岡)の187センチ右腕・小川秋月投手(3年)が10日、首都大学リーグ・筑波大の来年度推薦入試に合格したことが10日、分かった。

 期末テスト最終日を終えたこの日午前11時頃に合否を確認した小川は「まずホッとしました」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

同大学は今秋リーグ優勝を果たした強豪で、国立大として初めてドラフト1位指名(1996年)を受けた元オリックス・杉本友投手や、今秋ドラフトで阪神から3位指名された岡城快生外野手らを輩出している。

 報徳学園(兵庫)でも采配を振った永田裕治監督の下で成長した右腕は、「4年後、プロになりたい。それまでに神宮大会で活躍したり、大学ジャパンに選ばれるようになりたい」と力強く目標を語った。大学の練習環境についても「自主性が尊重されている」と魅力を感じており、さらなる成長を思い描いている。

 長身だが体重は82キロと細身で、「まだ土台ができていない。上でも活躍できる体づくりを進めながら、試合で出た課題を次の試合で修正していきたい」と、課題に向きいながらプロ入りを目指す。

  <小川秋月>(おがわ・あつき)2007年8月27日、千葉・白井市生まれ。18歳。地元の大山口中3年時に東都京葉ボーイズでジャイアンツ杯準優勝。187センチ、82キロ。右投左打。家族は両親、兄、姉。

血液型はAB。

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