巨人の大勢投手(26)が10日、現役ドラフトで日本ハムへ移籍する21年ドラフト同期で同学年の菊地大稀投手(26)へ惜別の思いを語った。「新人合同自主トレのキャッチボールで菊地が投げたボールがエグくて、自分は大丈夫かなってプレッシャーを感じました」と刺激を受けてきた。

パ・リーグになっちゃうので日本シリーズで投げ合えるようにがんばろうと思います」とマウンドでの再会を誓った。

 熱いハグを交わし、互いの健闘を祈った。G球場へ荷物整理に訪れた菊地と抱き合い、言葉をかけた右腕。「本当にすごいポテンシャルを持っているので日本ハムのファンの皆さんにも応援される活躍を期待していますし、僕もまだまだなので刺激し合いながら頑張りたい」。チームは離れても同期の絆は変わらない。それぞれの場所で力を出し切る。(水上 智恵)

 〇…菊地は移籍決定後、入団当時の監督だった原辰徳氏にLINEで連絡したことを明かし「全てエネルギーにすることがアスリートとしての鉄則。求められて行くということは名誉なことなので、経験を生かして胸を張って戦ってください」と言葉をもらったという。「僕の芽を出してくれたのは原監督だと思っているのでその言葉に恥じないように、心に置いてやりたい」と新天地での飛躍を誓った。

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