メッツからFAとなっていたP・アロンソ内野手(31)がオリオールズと5年1億5500万ドル(約242億円)で合意したと10日(日本時間11日)、複数の米メディアが報じた。

 アロンソは昨オフもFAとなっていたが、2年5400万ドル(約84億円)で再契約。

今季年俸は3000万ドル(約47億円)だった。来季2400万ドル(約37億円)のオプトアウトを行使し、長期契約を狙って再びFAに。そして待望の大型契約を勝ち取った格好だ。米スポーツ専門局「ESPN」のJ・パッサン記者によると、一塁手としては史上最高の平均年俸となる。

 米フロリダ州オーランドで開催中のウィンターミーティング3日目の出来事。前日の2日目にはFAの目玉だったシュワバーが5年1億5000万ドル(約235億5000万円)でフィリーズ残留を決めた。MLBの移籍市場は大物選手が決まると動き出す傾向にあり、今年もすぐに次の大物アロンソの新天地が決定した。今後はタッカー(カブスからFA)らの動向に注目が集まり、日本人選手ではポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指している巨人・岡本和真内野手(29)、ヤクルト・村上宗隆内野手(25)の去就にも影響が出ることは間違いない。

 一方でメッツは前日にドジャース移籍が報道された守護神ディアスに続き、今度は通算264本塁打の主砲が抜けることになった。大幅な戦力ダウンとなる中で穴を埋める補強が必要となる。

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