J2千葉は11日、オンラインでJ1昇格プレーオフ決勝・徳島戦(13日・フクアリ)へ向けた囲み取材を行った。準決勝では大宮に3点のビハインドから4点を奪い、劇的な逆転勝利。

1―3の後半32分に1点差に迫るゴールを決めたMFエドゥアルド(28)は「(サポーター)すさまじいエネルギーをくれる。素晴らしい景色だったので、サポーターたちのために必ず(決勝も)勝たないといけない」と意気込んだ。

 決戦の相手は今季4位の徳島。リーグ最少失点(24点)を誇る堅守が持ち味で、前線には今季14点のFWルーカスバルセロスら、強力な個の能力を持つ選手がそろう。年間順位は3位の千葉が上で、決勝は千葉のホームで開催。引き分けでも千葉の昇格が決定と有利な条件はそろうが、強敵であることに間違いはない。

 エドゥアルドも「彼らを物語る上で触れなければいけないのは守備の堅さ。チャンスをものにする力もある」と警戒した。ただ、最終節で5得点、準決勝の大宮戦で3点差を逆転したことから「ブロックを突き破るための武器を僕たちは持っている。どんな守備でも突き破ることが出来る」と自信を示した。

 クラブはオリジナル10の一員として、Jリーグ初年度からリーグに加盟しているが、2009年以来J1の舞台からは遠ざかっている。昨季、磐田から完全移籍で千葉に加入した28歳は「素晴らしいサポーター、そして素晴らしい練習環境があるクラブはJ1にいなければいけない。

(J1は)特別な舞台だと思っているので、何としてでもジェフで昇格して、ジェフで自分の目標を叶えたい」と言葉に力を込めた。17年ぶりのJ1はすぐそばだ。

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