オリックス・平野佳寿投手(41)が11日、自らに「ラストチャンス」を予告した。大阪・舞洲で、減額制限(1億円超えは40%)を超える1億1000万減の5500万円プラス出来高払いで契約を更改。

球団史上2番目となるダウン提示を受け止め「正直、今年で終わってもおかしくなかった。最後の気持ちで臨みたい」と覚悟を示した。

 今季は4月に史上4人目のNPB通算250セーブを達成したが、1軍登板は3試合のみ。「何もチームに貢献できなかった」と唇をかんだ。来季からコーチ兼任となるが「選手として契約してもらっている以上は、選手として貢献するのが第一前提」と強調。「走ることは一番大事。それができなかったら、スポーツ選手としてはダメ」と、今オフはもう一度、けがをしない体づくりに励む計画だ。

 「もう一回、みんなで優勝できるように。選手としてもコーチとしてもサポートできれば」。来季は21年目。まだまだ終わるつもりはない。(南部 俊太)

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