来春のセンバツ高校野球(3月19日から13日間、甲子園)における全国9地区の21世紀枠候補校が12日、発表された。東北地区からは、楽天で来季プロ20年目をむかえる岸孝之投手の出身校である名取北(宮城)が選出。

今秋は県大会で3位に入り、東北大会に春秋通じて初出場を果たした。来年1月30日の選考委員会で、全国9地区の候補校の中から21世紀枠で出場する2校が選ばれる。

 名取北は1979年創立の公立共学校。夏の宮城大会最高成績は2022年の8強。今秋は1回戦で甲子園出場経験のある東陵、準々決勝で今夏宮城大会準Vの東北学院榴ケ岡と、強豪私立校を撃破。準決勝で仙台育英に敗れたが、勝てば東北大会出場が決まる3位決定戦で気仙沼に、タイブレークまでもつれる熱戦の末に10―5で勝利した。東北大会では1回戦で鶴岡東(山形)に1―3と惜敗も、相手を2本上回る7安打を放つなど意地をみせた。

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