伝統の箱根駅伝は来年1月2、3日に第102回大会を迎える。スポーツ報知では出場する全21チームを連載で特集する。

第5回は国学院大。

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 最大の強みは分厚い選手層だ。上原、青木、高山、野中、辻原の「5本柱」は往路の主要区間で他校のエース級と対等に戦える力を持つ。昨季までのエースの平林の穴は大きいが「5本柱」の総力で埋められる。

 復路を担う中間層も厚い。前回10区3位の吉田ら経験者のほか、11月の上尾ハーフマラソンで1時間1分29秒のU20(20歳未満)日本記録をマークした野田ら新戦力も台頭している。

 最後の鍵が5区。前々回は上原、前回は高山が走ったが、いずれも苦戦した。「上原、高山は平地の主要区間で頑張ってもらう。5区候補は下級生にいます」と前田監督は戦略の一端を明かす。5区をしのげば箱根の頂点が見えてくる。

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