ヤクルト・石川雅規投手(45)が12日、都内で契約更改に臨み、800万円減の3200万円でサイン。公称167センチの左腕は「身長が170センチあったんですよ」と驚きの事実を明かした。

 2勝4敗に終わった24年目。減俸にも「契約していただいたので、また一つスイッチが入った」と切り替え、来季の一文字として記したのは「成」。「成功、成長の成。野球選手としても人としても成長したい」と掲げたが、肉体面でも成長していた。「健康診断で身長が伸びてたので、成長してるなと。170センチあったんですよ。うれしかったですね」。喜びを口にしたが、公称167センチは変えないつもりだ。

 四半世紀近い野球人生を「めっちゃ一瞬ですね」と振り返る。25年目の来季、目標はいくつもある。残り12勝の通算200勝、6年ぶり10度目の開幕投手、DH制導入前最後の1年でのプロ1号…。「開幕投手を目指して頑張りたいと思うし、200勝を超えた景色を見てみたいですね。

ボロボロになるまで投げ続けたい」。1月で46歳を迎える“小さな巨人”はまだまだ大きくなっていく。(秋本 正己)

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