ドジャース・山本由伸投手が、全米野球記者協会(BBWAA)ニューヨーク支部が12日(日本時間13日)までに発表した今年の「ニューヨーク支部アワード」で、「ベーブ・ルース賞『ポストシーズンMVP』」に選出された。日本人では初選出の快挙となった。

 毎年1月にはニューヨーク市内のホテルで同ニューヨーク支部主催の晩さん会が行われており、MVPや新人王など前年に表彰を受けた選手などが招待されており、山本らの授賞式も合わせて行われる予定だ。

 山本はメジャー2年目の今季、東京ドームで行われたカブスとの開幕戦の先発を託されると、チームの先発陣で唯一1年間ローテを守り抜いて30登板で12勝8敗、リーグ2位の防御率2・49の好成績を残し、サイ・ヤング賞投票でも3位に入った。被打率1割8分3厘はリーグ1位、WHIPは0・99で同3位。メジャーでも屈指の成績だった。

 ポストシーズンでは6登板で2完投を含む5勝。ワールドシリーズでは、最終第7戦で、前日の第6戦で6回を投げていたにもかかわらず、9回から登板。1点リードの延長11回には、1死一、三塁のピンチを招いたが、最後はカークを遊ゴロ併殺に仕留めて“胴上げ投手”に。WS3勝目を挙げ、シリーズMVPを獲得していた。

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