第102回箱根駅伝(来年1月2、3日)で、2年ぶり71回目の東農大は13日、世田谷キャンパスで会見を行った。

 10月の予選会では、前回1秒に泣いた雪辱を果たして6位で本戦出場を決めた。

小指徹監督は「私も本学のOB、そして、監督として、後輩を本戦に導くことができまして、うれしく、誇りに思います。目標はシード権獲得。これからしっかりと調整して大会に臨みたい」と決意を誓った。

 男子1万メートル日本人学生歴代トップの記録を持つスパーエース、前田和摩(3年)も目標達成への思いは強い。「チームの流れを作るため、シード権獲得に貢献できるよう、1秒でも前でタスキをつなげるように頑張ります」と本戦でも1秒の重みをかみしめながら走り抜くことを誓う。

 16年ぶりのシード奪回に向け、小指監督は「往路で8位以内につけられれば」と想定する。目標達成には「前田を中心としてチーム」と小指監督が話すように、前田の走りが重要なカギを握る。前田は「6区以外であればどの区間でも対応可能と考えていますが、強いて言うなら2区が希望。やっぱり強い選手がいる区間なので、そこで上を目指せたら自分にとってもチームにとってもいい効果があるかなと思う」と力強い。エースの快走が、悲願を引き寄せる。

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