元サッカー日本代表FW李忠成氏がシンガポール・プレミアリーグ、BGタンピネス・ローバーズのバイス・チェアマン兼スポーティングダイレクター(SD)に就任することがマネジメント会社から12日に発表された。
李氏はリリースを通じて、「日本と東南アジアをつなぐ架け橋として、私たちの目標は明確であり、未来への希望に満ちています」とし、
〈1〉シンガポール国内でナンバーワンのクラブとなること
〈2〉選手育成に注力し、トップチームのみならず強固なアカデミーを確立し、未来を担うシンガポールおよび東南アジアの⼦どもたちの成長に貢献すること。
〈3〉シンガポール代表の強化に寄与し、アジアのフットボール界へ新たな風を吹き込み、W杯出場という究極の目標を共に目指すこと、という3つのビジョンを掲げた。
李氏は今回の就任に際し、「私はこれまで、Jリーグ、イングランド・プレミアリーグ、シンガポール・プレミアリーグという多様な環境でプレーし、12のタイトルを獲得したほか、日本代表として北京五輪出場、アジア杯優勝といった貴重な経験を積んで参りました。
これらの歴史と知見、勝利へのアプローチを、選手やコーチングスタッフと真摯(しんし)に向き合う対話を通じて共有し、シンガポールサッカーの発展に寄与する所存です。
特に、急速な発展を遂げる現代日本サッカーとの強いネットワークを最大限に活用し、質の高い情報に基づく選手獲得を実現します。日本、シンガポール、そして東南アジア全体を結ぶ強力な架け橋となるべく、全力を尽くすことをお約束いたします。
現在、私たちは国内リーグの戦いに加え、ACL2予選突破という新たな扉を開き、シンガポールサッカーの歴史を塗り替えつつあります。これは、私たちが描く夢を現実へと変える力の証明です。フットボールの持つ大きな力を通じ、日本と東南アジアへ希望と夢を届けています。
皆様、BGタンピネス・ローバーズの新たな歴史を、私とチームと共に築き、情熱を分かち合い、この成功への道を力強く歩んでいきましょう。今後とも熱いご声援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます」とコメントを発表した。

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