またも出遅れた良血馬にSNSでは落胆の声が広がっている。12月13日に行われた阪神9R・エリカ賞(芝2000メートル)で単勝オッズ1・7倍の1番人気に支持されたベレシート(牡、栗東・斉藤崇史厩舎、父エピファネイア)は2着に敗れた。

母クロノジェネシスは宝塚記念連覇を含むG1・4勝を挙げた名牝の初子。良血馬の敗戦にX(旧ツイッター)のトレンド上位に入る反響を見せている。

 北村友一騎手とコンビを組んだ同馬は初戦同様にスタートで出遅れ。ダッシュが付かず最後方を追走し、最初のコーナー入り口では頭を上げるシーンも見せるなど不安な序盤となった。動いたのは向こう正面の中間地点。1000メートル通過が1分3秒6のスローペースを徐々にポジションを上げて外からまくり気味に進出した。直線では外から猛追したものの、逃げたコロナドブリッジがしぶとく粘り、半馬身差届かなかった。

 予定したアイビーSを発熱などで回避し、5か月ぶりの実戦だった。初戦はゲートが開いてからも出ていこうとせず、躓いて最後方追走となったベレシート。1000メートル通過が1分4秒8のスローペースでもギリギリ差し切り、良血馬の底力を見せたが、相手レベルが上がった1勝クラスではさすがに序盤のロスが痛すぎたか。

 ベレシートの敗戦にSNSでは「マジかー」「やっぱり出遅れグセがあるなあ」「上のクラスでもやっていけそう」「クラシック間に合ってほしいなぁ」「あの気性は簡単には改善難しそう」「届かんかったかぁ」「ゲート難すぎない?」「惜しかった…」「遅れがなければ圧倒してた走り」「いつか怪物になりそう」「末脚凄まじいわね」「すごい追い込み!」「出遅れ方がエグいな」などの反応が寄せられている。

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