◆第77回阪神ジュベナイルフィリーズ・G1(12月14日、阪神競馬場・芝1600メートル)=12月13日、阪神競馬場

 キャリア2戦目を逃げ切りで勝ち上がり、前走の赤松賞も逃げ切りVを決めたヒズマスターピース(牝2歳、美浦・国枝栄厩舎、父スクリーンヒーロー)は午後1時16分に阪神競馬場に到着した。町田厩務員は「今見た感じだと普段と変わらないですね」とうなずいた。

初めての長距離輸送だったが、馬房に入りリラックスした様子を見せた。

 国枝厩舎は、同じく赤松賞からのローテで挑んだ23年のステレンボッシュ(2着)をはじめ、馬の負担を減らすために中間で栗東に滞在して臨むことが多い。しかし、今回は輸送を選択した。町田厩務員は「中2週だったし、バリバリ乗る必要はないですし、(中間は)調整程度。普段から落ち着いている馬ですからね」と説明した。

 また、今回は11日に調教師試験に合格した藤岡佑介騎手との初コンビとなる。「初騎乗だけど、そんなに難しい馬ではないですし、何が何でもハナという感じではないです。雨は苦にしないと思いますし、馬なりで運んでくれたら」と同厩務員は期待を込めた。

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