第102回箱根駅伝(来年1月2、3日)で50年連続95回目の出場となる伝統校の早大が13日、埼玉・所沢市の所沢キャンパスで合同取材会を行った。出雲駅伝2区で9人ごぼう抜きで首位に押し上げたエース山口智規(4年)、前回の箱根駅伝5区2位で「山の名探偵」の愛称を持つ工藤慎作(3年)、スーパールーキーの鈴木琉胤(るい)の「3本柱」をはじめ、16人の登録メンバーが元気な姿を見せた。

 花田勝彦監督(54)は「箱根駅伝で優勝するために1年間、取り組んできました。総合優勝するためには往路で勝たなければならない。往路でどこれだけ貯金を作れるか、が大事になります」と話す。

 指揮官が「切り札」として期待する工藤について、来年3月1日の東京マラソンに出場予定であることを明かした。「工藤は明確に2028年ロス五輪マラソンで日本代表になることを目指しています。そのために来年の東京マラソン出場を予定しています。2時間8~9分ではなく、黒田朝日君(青学大)が持つ日本学生記録(2時間6分5秒)を目指してほしい」と期待を込めて話した。

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