ソフトバンクから国内FA権を行使した東浜巨投手(35)が13日、来季の所属先について越年を覚悟した。11月9日に申請書類を提出後、現時点で他球団から正式オファーが届いていない状況。

「もしかしたらそう(越年に)なることもあるのかな、と思っている。長くなるかもしれないけど、しっかり準備をしながら待ちたい」と打ち明けた。

 この日は兵庫県内で、亜大野球部OBが中心となった野球教室に参加。宣言残留を認めているソフトバンク側には、越年の可能性を含めた現状を報告しており「本当にありがたい限りですし、感謝しかないです」と言葉を添えた。

 今季の推定年俸は1億5000万円で、金銭または人的補償の必要なBランク。1軍では4勝(2敗)にとどまったが、ウエスタンでは13試合で7勝3敗、防御率1・85と格の違いを見せていた。「本当にお金じゃない。(1軍で)投げたい、っていう本心だったので、ありがたいお話があればいいなと思います」。来年6月で36歳。通算76勝の右腕が、難しい現実と向き合っている。

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