県選手権で最優秀新人に選ばれたMF石川塔梧(1年)は、球際の強さが光るボランチだ。9月からレギュラーに定着し、ボールの行方を予測しながら中盤を走り回り、こぼれ球を回収する。

 10月の国民スポーツ大会では県選抜の準優勝に貢献したが、実は「大会の1週間前に言われたんです」。メンバーの負傷で急きょ招集され、任されたポジションも慣れないセンターバックだった。それでも武器にしている対人の強さを発揮して、全4試合にフル出場し「通用した部分も多かった」と自信を得た。

 愛知出身で「全国に一番近い」と思って選んだ開誠館。選手権でも思い切りよく大胆にプレーする。「一つでも多く勝ちたい。ベスト4まで勝ち進みたい」。2月生まれで、まだ15歳の若武者が、加藤涼(3年)とのコンビで中盤を支配する。

 ◆石川 塔梧(いしかわ・とうご)2010年2月4日、愛知県生まれ。15歳。サッカーは小1から。前所属は豊橋デューミラン。

173センチ、62キロ。血液型A。家族は両親、姉と双子の弟。

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