付属中出身の鈴木翔湧(2年)は3年前の日本一メンバー。対人の強さを生かし、2年生ながらセンターバックのレギュラーを務めていた。

今冬の新チーム結成時から左サイドバックに転向し、秋の県選手権で全4試合に先発した。

 だが優勝後に再開されたプリンスリーグはベンチスタート。青嶋文明監督(57)から攻撃力を課題に挙げられた。気持ちを切り替えて練習に励み、3戦ぶりに先発した今月6日の最終節(対静岡学園セカンド)は何度もオーバーラップ。90分フル出場して勝利に貢献し、「いいプレーができた」と手応えをつかんだ。

 監督から言われた課題はもう一つ。「体をひと回り大きく」と指示された。トレーナーと相談し、「たんぱく質を多く取るようにしています」。全国の舞台では、たくましく変身した姿で、攻守に躍動する。(里見 祐司)

 ◆鈴木 翔湧(すずき・とわ)2008年6月25日、浜松市生まれ。17歳。サッカーは小1から。

浜松開誠館中2年時に日本一。174センチ、62キロ。血液型A。家族は両親と兄2人。

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