◆第77回阪神JF・G1(12月14日、阪神競馬場・芝1600メートル、良)

 2歳女王決定戦に18頭が出走し、1番人気のアランカール(牝2歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父エピファネイア)は5着だった。北村友一騎手は2019年レシステンシア以来、6年ぶりの勝利とはならず。

 同馬は2016年のオークス馬シンハライトの娘。7月の福島・芝1800メートルのデビュー戦で4馬身差の圧勝。2戦目で今回と同じ阪神・芝マイルの野路菊Sでも3馬身半差の圧勝で、G1に臨んでいた。

 1着は2番人気のスターアニス(松山弘平騎手)で、勝ちタイムは1分32秒6。4番人気のギャラボーグ(川田将雅騎手)が2着。6番人気のタイセイボーグ(西村淳也騎手)が3着だった。

 北村友一騎手(アランカール=5着)「今日はゲートを出たのですけど、この馬のスタイルというものを崩さず、リズムを取り戻すために後ろからいきました。多頭数でペースが流れた中で外を回したので、最後に甘くなりました。もう少し走る馬を目標に、後ろにつければレースの形としてはよかったと思いますが、それでも伸びてくれました。この先、成長していってほしいなと思います。僕自身、器用なレースができればよかったと思います」

 川田将雅騎手(ギャラボーグ=2着)「今日は勝った馬が強かったですね。背中の感触通り、素質のある走りを見せてくれました。

来年が楽しみですね」

 西村淳也騎手(タイセイボーグ=3着)「本当にいい状態で弾んでいました。関係者の方々が本当にいい状態でもってきてくれました。いい結果を出せなくて申し訳ないですね」

 高杉吏麒騎手(スウィートハピネス=4着)「中1週ですが気持ちの面で我慢していましたし、いつも追ってからしっかり走れる馬。今日も前の馬に少し切れ負けしましたが、能力は十分にあると思います」

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