最速152キロを誇る巨人のドラフト2位、早大の田和廉投手(22)が14日、東京・東伏見の安部球場でイベント「あそびパークWASEDA」に参加。小学生110人とふれ合った。

来季の目標を漢字一文字の「圧」と定め、プロでも圧巻の投球を見せる決意だ。

 田和は「今年の漢字」について熟考を重ね「『圧』ですね」と語った。その理由は「トレーニングでも、どうやってボールに圧をかけるかを意識してきた。早稲田の9回を投げてきたプレッシャーもあった」というもの。では来年は―。「一緒じゃダメですか?」と話した上で「『圧倒する』の『圧』でもある。1年間、圧倒できるようにやっていきたい」と引き続きテーマにする意向を示した。

 1軍で結果を残した先には、チームメートの楽天ドラフト2位・伊藤樹投手(22)と交流戦や日本シリーズで投げ合う可能性もある。入学以来、背中を追いかけてきたエースに「勝負となったら絶対負けたくない」と闘志をたぎらせた。

 子供たちとは笑顔でふれ合い「野球を始めた時の楽しさを思い出すことができた」と剛腕。東京Dのマウンドで、制圧する姿が待ち遠しい。(加藤 弘士)

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