◆J2昇格プレーオフ▽決勝 FC大阪0―4c宮崎(14日・Axisバードスタジアム)

 2年連続で、一発勝負の壁にはね返された。FC大阪は、CKなどセットプレーを重ねて相手に圧力をかけた。

試合開始直後はペースを握ったように見えたが、前半29分にクロスボールから不運なオウンゴールで先制を許すと、前半42分にも失点。後半にも2点を奪われ、藪田光教監督(49)は「圧力や気持ちで上回られた。そこが一番の敗因」と肩を落とした。

 3位でプレーオフに臨んだため、引き分け以上でも昇格だった。今季、リーグで2番目に少ない33失点のチームが今季ワーストの4失点で得点も奪えず。主将のFW久保吏久斗(28)は「試合の立ち上がり、後半の入りといい流れの時に仕留めきれなかった。そこに尽きる」と悔やんだ。

 もちろん、来季目指すのは優勝での自動昇格。指揮官は「歴史を変えていけるきっかけが、きょうの試合だったと言えるように」と、この敗戦を糧にすると誓った。(森口 登生)

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