J2北海道コンサドーレ札幌から2024年に横浜FCへ期限付き移籍していたDF福森晃斗(32)が、来季は札幌に復帰することが14日、分かった。26年は川井健太新監督(44)の下、3季ぶりに赤黒の背番号5を着けてプレーすることになる。

 福森は当時J2の横浜FCに移った24年、3バックの左から攻撃の起点となり、チーム最多の14アシストを記録。J1昇格に貢献した。18位でJ2降格となった今季は28試合出場で2アシストにとどまるも、高い精度を誇る左足から好機を演出していた。

 J2で12位に終わった今季の札幌は、フリーキッカーを固定できない試合が数多くあった。札幌在籍時は主に3バックの左を務めていた福森が同位置に入る可能性もあり、そうなれば強みが一つ、増えることになる。クラブ幹部によると、川井新監督は現有戦力を見てシステムを決めていく方針でいるという。

 福森に加え、今季はJ2山形に期限付き移籍していたFW大森真吾(24)も24年8月以来の札幌復帰となる方向。新体制への準備は着実に進んでいる。

 ◆福森 晃斗(ふくもり・あきと)1992年12月16日、神奈川・藤沢市生まれ。桐光学園高から2011年にJ1・川崎入り。15年に当時J2の札幌に期限付き移籍し、16年のJ2優勝に貢献。17年に札幌へ完全移籍。

24年から横浜FCに期限付き移籍している。J1通算261試合出場12得点、J2は116試合で9得点。183センチ、81キロ。左利き。

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