巨人・中川皓太投手が15日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、6500万円増の年俸1億5000万円でサインした(金額は推定)。

 新たに複数年契約も結び「(開幕)2軍スタートだったんですけど『上がってきてから最後まで、怪我なくしっかりフルで頑張ってもらった』と。

そこをすごく評価してもらいました」と球団から声をかけられたことを明かした。

 15登板に終わった昨季から一転、今季はチーム最多63登板で自己新の36ホールドと復活を印象付けた。開幕2軍スタートながらフル回転し、8月には大卒10年目で国内FA権を取得。今オフは権利行使も視野に熟考を重ねたが、最後は巨人愛と「ジャイアンツでの日本一」の思いが上回った。「すごい悩んだんですけど、やっぱりジャイアンツでやりたいっていうところが最後は勝った。優勝は経験してるんですけど、日本一を経験してないというところが自分の中ですごく大きかったので、来年もジャイアンツでプレーしたい気持ちになりました」

 山陽高、東海大を経て15年ドラフト7位で入団。「小さい時に自分はジャイアンツ戦が常にテレビでやっているという中で育った。野球といえばやっぱりジャイアンツ、というのは自分の中でもすごくあって。その球団にこうして入ることができて、しかも10年も今プレーすることができて、なおかつ今年FAも取れて。自分の中で全く想定してなかったこと。ここまでプロ野球選手としてやってこられたのも自分1人の力だけではなくて、いろんな人の支えがあって今野球ができるんだな、と年々すごく感じている。複数年(契約)させてもらいましたけど、来年からも1年1年必死に、チームのために頑張りたいなと思います」と決意を新たにした。

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