伝統の箱根駅伝は来年1月2、3日に第102回大会を迎える。スポーツ報知では出場する全21チームを連載で特集する。

第7回は2年ぶりに復活出場する東海大。

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 前々回の箱根経験者が6人いることは強み。1区の兵藤、2区の花岡は同じ区間に臨むことが濃厚だ。

 前々回、10区で10位から11位に後退し、シード権を失ったロホマンは前回の予選会では熱中症のためゴール手前10メートルで途中棄権。二重の辛苦を味わったが、今回の予選会は駆け抜け、5位通過に貢献した。「予選会は通過点。本戦でシード権獲得が目標です」とロホマンは力強く話す。

 山区間は経験者不在だが、5区は急成長中の永本、6区はスピードランナーの水野、矢口らが候補に挙がる。「5年ぶりのシードにこだわったレースをします」と両角監督。東海大はかつての勢いを取り戻しつつある。

 ◆東海大 1961年創部。箱根駅伝は73年に初出場。

2019年に初優勝。出雲駅伝は優勝4回(05~07、17年)、全日本大学駅伝は優勝2回(03、19年)。長距離部員は66人、学生スタッフ8人。練習拠点は神奈川・平塚市。タスキの色は紺と白。主な陸上部OBは08年北京五輪男子400メートルリレー銀メダリストの末続慎吾、塚原直貴、12年ロンドン五輪トラック長距離代表の佐藤悠基(SGホールディングス)ら。

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