WEST報知では「Ho!ットルーキーズ」と題し、各競技の新人を随時紹介している。第2回は、15日に新入団発表会見を行った広島のドラフト2位・斉藤汰直(たいち)投手(22)=亜大=にスポットを当てた。
初めてカープのユニホームに袖を通した斉藤汰は、期待と責任をたっぷりと感じ取った。「やっぱり、かっこいい。それに見合う投球を…」。オリックスに移籍した九里が昨年まで着けた背番号11。亜大からドラフト2位で広島に入団した経緯も含め「重なると思います」と大先輩を意識した。
面識はないものの、すでに九里の動画を研究。投げっぷりを胸に刻んだ。持ち味も同じ。「試合をつくれるところ。体力も技術もないと、9回は投げきれない」。
これまでの野球人生を「自信を持って、なくなって。その繰り返し」と振り返る。兵庫・宝塚中では軟式の阪神選抜に選ばれる実力だったが、強豪校ではなく、県立の武庫荘総合に進学した。「選抜チームでも控え。自信がなかったのが一番」と正直に回想。プロ注目の最速146キロ右腕に飛躍したが、その自信も亜大で打ち砕かれた。1年春からベンチ入りしながら、初勝利は2年秋。「考えなくても、勝手に上がっていった」という高校時代の“成長期”は止まっていた。
3年時は直球が140キロ台前半まで低下。
◆斉藤 汰直(さいとう・たいち)2003年12月7日、兵庫・宝塚市生まれ、22歳。小浜小1年時に軟式野球教室に通い始め、4年で「心美東シャークス」に入団。宝塚中では軟式野球部でプレー。武庫荘総合では2年秋からエース。亜大では1年春からベンチ入りし、東都大学リーグ通算46試合で9勝15敗、防御率1・95。
◆広島時代の九里亜蓮 ドラフト2位で入団し、1年目の14年に開幕2戦目でプロ初先発。12球団のルーキー一番乗りで初勝利を挙げた。入団時は背番号12、21年から11に変更。23年の26先発と投球回(174回1/3)はセ・リーグ最多だった。同年のCSでは第1ステージから最終ステージへ「救援→先発」と中3日で登板。登板間隔が短いことを好み、自他ともに認めるタフネス右腕だった。
WEST報知では「Ho!ットルーキーズ」と題し、各競技の新人を随時紹介している。第2回は、15日に新入団発表会見を行った広島のドラフト2位・斉藤汰直(たいち)投手(22)=亜大=にスポットを当てた。大学の先輩であり、昨季まで在籍したオリックス・九里亜蓮投手(34)から背番号11を継承。










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