1975年創立の名門チーム「大田水門ボーイズ」(東京都東支部)が主催する「第27回硬式野球一日体験会」が14日、大田スタジアムで開催された。大田区の学童チームなどから小学生約70人が参加。

 講師として元大洋(現DeNA)外野手の中塚政幸さん(80)、元広島投手の鈴木健さん(56)が登場してプロの技術を間近で学んだ。

 朝から降り続いた雨の影響で、午前中はブルペンでキャッチボールや基礎練習に集中。午後、雨が上がるとトスバッティング、フリーバッティングがスタート。初めは硬球に戸惑っていた小学生も、最後には快音を響かせた。

 体験会をサポートした大田水門の馮義軒主将は、「自分は体験会で先輩方に声がけしてもらって入団を決めたので、今回もたくさん声をかけました」と笑顔。さらに「大田水門に入りたいと思ってもらえるよう、強いチームでありたい」と語り、2021年夏以来遠ざかっている全国大会出場へ闘志を燃やしていた。

編集部おすすめ