西武は17日、前巨人の高橋礼投手と育成選手契約を結んだと発表した。背番号は136。

 高橋は専大松戸から専大に進み、2017年ドラフト2位でソフトバンクに入団。右下手からの速球を武器として19年には23試合すべてに先発して12勝を挙げて新人王を獲得した。23年にトレードで巨人へ移籍したが24年は2勝に終わり、今季は1軍登板がないまま戦力外通告を受けて11月の12球団合同トライアウトに参加していた。

 高橋は球団を通して「野球を続けたいという思いが強いなかで、その環境をライオンズが用意してくださいました。だからこそ、一日でも早くチームの戦力になれるよう、自分自身を高めていきたいと思っています。ライオンズの優勝に貢献できる投手になることが目標ですし、与えられたポジションでしっかりと結果を残したいです。特徴のあるアンダースロー投手として、与座投手ともお互いに刺激を受け合い、吸収し合いながら、さらに成長していければと思います」とコメントした。

 西武は高橋、今井がポスティングシステムを利用してメジャーへ移籍することが濃厚とあって、先発陣の強化は急務だった。広池球団本部長は「同級生である与座投手と同じチームになることでこれまで以上に連携を深め、互いに高めあってくれることを期待しています。本来の姿を取り戻すことができれば先発、リリーフを問わず起用できる投手です」と新天地での活躍に期待を寄せていた。

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