第102回箱根駅伝(2026年1月2、3日)で3年連続25回目の出場となる中央学院大が16日、千葉・我孫子市のキャンパスで合同取材会を行った。川崎勇二監督(63)は「隠し事は一切しません。

隠すような大学ではありません」と宣言し、各区間の候補をそれぞれ並べた。

 前回の往路はエースの吉田礼志(現ホンダ)ら上級生を序盤に並べたが、今回は下級生が多く並ぶ。予選会で日本人トップの近田陽路(4年)は1区か2区が予定されているが、他の候補は全て下級生。前回3区を走った市川大祐(3年)は近田と同じく1区か2区の予定で、3区から5区はいずれも2年生か1年生の選手が現時点での候補に挙がる。一方で、4区には副将の黒谷優(4年)を筆頭に4年生が多く名を連ねている。

 川崎監督は「昔と違って穴の区間がない」と頭を抱えながら、「(上位)8番くらいまでは固いが、9番から15位くらいまでは全部一緒」と分析。「復路でぽんと行けるだけの能力を持てるか」と、新春の箱根路での戦いを見据えた。

 多くの区間で候補に挙がるのは長友英吾(2年)。川崎監督の構想の中では4、7、9、10区の4つに入っている。予選会はけがで出場しなかったが、川崎監督は「練習でも上りも下りも苦にしない。マルチ的な人間。どこでも使えるように準備はしている」と評価しており「化ける可能性があるのは長友」と期待を寄せた。

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