阪神・藤川球児監督(45)が16日、来季は4年ぶりにキャプテン制度を復活させることを明かした。新選手会長の村上が先発投手のため、「(登板が)週に1回で遠征には帯同しませんから」と再導入を決定。

正捕手の坂本を指名し、代理が必要な場合は中野に託す。「(首脳陣と)ゲーム中の会話をする相手を決めなければいけないですから」と説明した。

 坂本は3年前も主将を担ったが、指揮官が求める主な役割は違う。「ゲームキャプテン」という位置づけだ。「作戦が出ていなくても、ポジショニングなどもう一つ違う部分に目が届くか。ふかんで見ることができる選手。坂本がベストであり、中野が今年は選手会長で素晴らしい役割を果たしてきましたから」。グラウンドのリーダーとして、首脳陣とのパイプ役を期待する。

 ヘッドコーチの配置も含め、すべては球団初のセ・リーグ連覇に向けた改革だ。「相手を倒すためのキャプテン」。悲願成就へ、妥協はない。(小松 真也)

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