DeNAの牧秀悟内野手(27)が16日、将来的なメジャー挑戦願望を明かした。横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の2億5000万円でサイン。

来年3月に開催されるWBCでスタメン出場し侍ジャパンを再び世界一に導き、DeNAでリーグ制覇を味わい大リーグ挑戦という青写真を描いた。

 ハマの主将はまずチームのV、その先に世界を見据えていた。「メジャーでやってみたいという思いはできてます。アメリカに渡って活躍している人はチームを優勝させて背中を押してもらっている人が多い。優勝することだけ考えてやっていきたい」。同学年の今井、1歳下の村上らが今オフにポスティングでメジャー移籍を目指している。牧が米球界を目指すのは自然な流れと言える。まだ漠然とした目標だが、今回初めて球団側に意思を伝えた。

 今季は7月31日のヤクルト戦(横浜)で左手親指付け根のじん帯を負傷。シーズン途中に患部の修復手術に踏み切ったこともあり、93試合で打率2割7分7厘、16本塁打49打点に終わった。それでも11月には侍ジャパンの一員として韓国代表との強化試合にも出場するなど、連続出場となるWBC本大会でも中心メンバーとして期待がかかる。すでに大谷が出場を決断しており「スーパー戦力なので。

そこに自分も加わっていきたいし、野球界を盛り上げていければ」。前回大会決勝でスタメン出場がかなわなかった。「あそこでしか味わえないものがある。先発メンバーで出られるように頑張りたい」。世界に「MAKI」を売り出し夢へと突き進む。(太田 和樹)

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