新日本プロレスは17日までに来年1・5大田区総合体育館の主要カードを発表した。

 1・4東京ドームで棚橋弘至が引退し新日本プロレスにとって新たな歴史の幕が開くスタートとなる大会。

メインイベントで「WORLD TAG LEAGUE 2025」で優勝したザック・セイバーJr.&大岩陵平がIWGPタッグ王者・OSKAR&Yuto―Iceに挑戦する。

 15日に新日本プロレス事務所でザックと大岩は会見。ザックは、1・4東京ドームでなく大田区での挑戦に「次の『WRESTLE KINGDOM 20』では、言うまでもなく新日本にとってこれまでで一番大切な意味のある大会になると思っているが、自分たちがIWGPタッグ王座に挑戦する場としてはあまりふさわしくないと思ったので、むしろ1月5日に挑戦できるということはうれしく思っている。中途半端な順番のカードで自分たちが試合に出るよりかは、1月5日、棚橋弘至が去った次の新日本プロレスの新しい時代の象徴として、この隣にいる大岩がメインイベントでIWGPタッグ王座に一緒に挑戦できることをとてもうれしく思っている」と明かした。大岩は「しっかりベルトをとって、自分たちの存在価値を棚橋さんのいなくなったあとの新日本プロレスの中心にいけるようにがんばっていきたいと思っています」と誓い、大田区での挑戦に「ザックとも話をして、メインだったらボクも納得できるかなって思っています。棚橋さんがいなくなった、去ったあとの新日本でまず最初の大会、最初の興行でメインを締めるってことの大事な意味を理解して、しっかりベルト獲って大会を締めて棚橋さんがいなくなっても大丈夫だってことを証明しようと思ってます」と明かした。

 ザックは大岩について「TMDKの中でも若いこの大岩が積極的にチームの中で雰囲気を作ってくれることは、ロッカールームの中ではとてもフレンドリーな雰囲気になっていたし。それと打って変わって、試合ではとても真剣な勝ちにこだわる姿を自分とともにファンに見せ続けられたというのは、自分としてはとてもうれしい大岩の成長が間近で見れたと思っている」と評価。王者組について「とても今までのヤングライオンからは考えられないようなスタイルを持ってるし、今のニュージャパンにとても新しい風を吹かせているタッグチームだと思う。いままでになかったタッグチーム像を作り上げている二人だと思うし、その実力は自分も認めている」とした上で「そして言った通り、『WORLD TAG LEAGUE』では彼らに一度負けているが、その後、自分と大岩で闘い方を修正しつつトーナメントを勝ち進むことができた。勝った試合はすべてワンパターンではなくて、いろいろな勝ち方で勝ちを収めてきたので、再戦する際にはK.O.Bは俺たちの成長した姿に驚くことは間違いないと思っている」と誓った。

 大岩は「(棚橋)社長がいなくなって、新しいファンもどんどん見つけていかなきゃいけない中で、ああいう下品なチャンピオンがベルトを持ってたら、ちっちゃい子や中学生、高校生、悪い影響を与えると思うんで。

自分とザックでとって、しっかりとしたチャンピオン像のタッグチームとして、新日本の中心にいきたいと思います」と誓っていた。

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