フジテレビは18日、国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」(日曜・後6時)のオープニング主題歌「おどるポンポコリン」を、28日の放送から歌い手のAdoが担当することを発表した。現在のももいろクローバーZから6年8か月ぶりとなる歌手変更。

OPではアニメキャラクターとなったAdoが登場し、ライブステージを意識した映像になるという。

 B.B.クィーンズが歌ったオリジナル曲は、「ちびまる子ちゃん」とともに社会現象となるヒットを記録。その後はオープニング主題歌としてManaKana&泉谷しげる木村カエラ、E-girls、ゴールデンボンバーなど、多くのアーティストによってカバーされてきた。2019年4月からは、ももいろクローバーZがカバーした同曲がオープニング主題歌として使用されてきたが、6年8か月ぶりに歌唱アーティストを変更し、Adoに決定した。

 パワフルで圧倒的な歌唱力と幅広い表現力を兼ね備えたAdo。「おどるポンポコリン」が持つ遊び心を継承し、ヒャダインによるアレンジを楽しむかのように歌っているという。Adoが歌う「おどるポンポコリン」は、28日午前0時から各配信サイトで音源配信がスタートする。また曲とともに流れる新オープニング映像では、アニメキャラクターとなったAdoが登場。まる子をはじめとしてたおなじみのキャラクターと共演するという。

 Adoはオファーを受けた時の感想について「私の大好きな『ちびまる子ちゃん』 、しかも『おどるポンポコリン』を歌うことができて、本当に本当にうれしい気持ちです。私は幼い頃から『ちびまる子ちゃん』を見てきたので、大人になった今、こうして『ちびまる子ちゃん』の『おどるポンポコリン』を歌うことができて本当に幸せでいっぱいです」と感激のコメント。

 また歌唱にあたって気を付けた点や、聞いてほしいポイントについては「歌詞だったり、『ちびまる子ちゃん』という作品や、さくらももこさんの楽しげというか、まるちゃんのキャラクターの、まさにピーヒャラピーヒャラな感じを歌唱でそのまま表現できたら」と語り、「B.B.クィーンズさんをリスペクトし、誰かにとっては、懐かしいなと思いながら聴いていただけるような『おどるポンポコリン』になったんじゃないかなと思っています」と胸を張った。

そして「『ちびまる子ちゃん』のファンの皆さんも、さくらももこさんのファンの皆さんにとっても、私のファンの皆さんにとっても、懐かしくて楽しくて面白い、そんな『おどるポンポコリン』になっていたらうれしいなと思っております!」とコメントを寄せた。

 同局アニメ制作部の竹枝義典プロデューサーは「Adoさんの高い表現力とパワフルな歌声による“おどるポンポコリン”を是非楽しみにお待ちいただければと思います」とコメントし、「また、オープニング映像は“ビート”をコンセプトに、AdoさんのLiveステージを意識した映像になっています。明るく楽しくリズム感に乗れるオープニングになっていますので、是非ご期待下さい!」と呼びかけた。

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