新日本プロレスは17日、世田谷区野毛の道場で来年1・4東京ドームで引退する棚橋弘至とデビューする「練習生」ウルフアロンの練習を公開した。

 デビュー戦でEVILのNEVER無差別級王座に挑戦する2021年東京五輪柔道男子100キロ級金メダルのウルフは、棚橋とスパーリングなどを公開。

EVILの反則攻撃への対策などを伝授された。

 練習後にウルフは「初めて棚橋さんと組ませてもらって、やっぱり技術論の高さを実感しましたし、今日組ませてもらった経験をしっかりと1月4日に出してEVILを倒せれば」と収穫を明かした。さらに今回の練習を「棚橋さんが1月4日に引退するっていう中でこういった機会を設けていただけたのは貴重な経験でしたし、しっかり生かしていきたいと思いますし、また棚橋さんがこれまで培ってきたものだったりっていうのは残っているものなので、僕もそれをしっかり振り返りながら、自分の力にしていきたいと思います」と明かした。

 棚橋からのアドバイスで参考になった技術を聞かれ「EVIL対策に関しては1月4日に必ず生きてくると思うんで、今日教わったことに派生して、いろんな対策を練っていきたいと思います。あとはロックアップからの腕の取り方だったりとか、どうしてもやっぱまだ練習してる段階ではあるんですけど、なんか自分の得意な形にばっか持っていこうとするんですよ。相手によっては相手の苦手な形もあると思うんで、そこにもっともっとつなげていく必要があるかなって。自分が得意なっていうよりは、相手が苦手な方を追求して自分の形にしていきたいなって感じました」とかみしめた。

 そしてデビュー戦へ「ずっと気持ちは高まっている状態ですけど、今日の経験を通してドンドンドンドン高まってきているので、全てを1月4日の闘いにぶつけていきます」と誓っていた。

 ◆来年1・4東京ドーム全対戦カード

 ▼第1試合 NEVER無差別級6人タッグ選手権試合トルネードランボー(参加チーム数未定) 時間無制限勝負

王者組・マスター・ワト、YOH、矢野通 vs 3vs3のトルネード6人タッグマッチでスタート。1分毎に1チーム3選手登場。1選手が敗れた場合そのチーム3選手が退場。なおオーバートップロープルールも採用。

最後に残ったチームが勝者となる。

 ▼第2試合 IWGP女子&STRONG女子ダブル選手権試合 60分1本勝負

IWGP女子王者・朱里 vs STRONG女子王者・上谷沙弥

 ▼第3試合 スペシャル10人タッグマッチ 30分1本勝負

高橋ヒロム、ドリラ・モロニー、ゲイブ・キッド、デビッド・フィンレー、鷹木信悟 vs X、XX、HENARE、カラム・ニューマン、グレート―O―カーン

 ▼第4試合 IWGPジュニアヘビー級王座 次期挑戦者決定4WAYマッチ 60分1本勝負

エル・デスペラード vs 石森太二 vs 藤田晃生 vs SHO

※4選手同時に試合を行い、いずれかの1選手が勝利した時点で決着とする。

 ▼第5試合 NEVER無差別級選手権試合 ウルフアロンデビュー戦 60分1本勝負

王者・“キング・オブ・ダークネス”EVIL vs 挑戦者・ウルフアロン

 ▼第6試合 IWGP世界ヘビー級&IWGP GLOBALヘビー級ダブル選手権試合 60分1本勝負

IWGP世界ヘビー級王者・KONOSUKE TAKESHITA vs IWGP GLOBALヘビー級王者・辻陽太

 ▼第7試合 60分1本勝負 棚橋弘至引退試合

棚橋弘至 vs オカダ・カズチカ

 ▼棚橋弘至引退セレモニー

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