14日投開票の静岡県伊東市長選で落選した田久保真紀前市長が18日までに自身のSNSで、落選後に取材対応をしなかった理由を説明した。

 田久保氏は自身のnoteで「マスメディアの錯綜(さくそう) ~『今日は行きたくない』とは言ってません、というお話についての真相」と題し、「テレビ静岡の報道に『今日は行きたくない』という私の架空のコメントが報道されていていますが、そのようなコメントは出しておりません。

というお話について」と長文でアップした。

 「選挙後、取材を受けたりコメントを出す予定はありませんでした。ですが、伊東の記者クラブから『伊東の記者クラブの記者に限定してコメントを出して欲しい』という要望がありました。22時~23時頃、結果が出る予定なのでこちらの用意した場所でコメントを出して欲しいと言われましたが、その用意したという場所に夕方頃からどんどん車と人が集まりはじめて、22時頃には40名ほどの記者が詰めかけました」と説明。

 「『伊東の記者クラブ+共同通信の記者だけで行う』という当初の話とまったく違う話でしたのでお断りをしました」とし、「そして『今日は行きたくない』というコメントは、私は出していません」と改めて否定した。

 「このような事態を受けて、『今日は行きたくない』と言って報道陣の前に姿をあらわさなかった、と事実に反する報道した テレビ静岡の報道に対しては抗議をするとともに、今後のテレビ静岡の取材についてはお断りすることとしました」とし、「私からの直接のSNS等からの発信をこれから更に強化するとともに、みなさまにおかれましても、私からの直接の発信にご注目をいただけますよう、改めてお願いを申し上げます!」と呼びかけた。

 田久保氏は15日、自身のX(旧ツイッター)で「自宅の周辺にマスコミが押し寄せた為、選挙後のコメントを取りやめざるを得ませんでした」とつづり、「テレビ静岡に私が『今日は行きたくない』というコメントをしたかのような報道が出ましたが、そのようなコメントはしておりません。このような記事は大変残念です。昨晩は深夜に渡って大勢の報道が自宅付近に詰めかけた為、取材をお断りしました」と地元テレビ局の報道を否定。「今回の報道を受けまして、テレビ静岡からは依頼をいただいても、今後の選挙等に関する取材はお受けすることはできませんのでご了承下さい」と取材拒否を宣言していた。

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