フィギュアスケート 全日本選手権 兼ミラノ・コルティナ五輪最終選考会(19日開幕、東京・代々木第一体育館)

 女子の公式練習が18日、会場の東京・代々木第一体育館で行われた。今季シニアデビューの中井亜美(TOKIOインカラミ)はショートプログラム(SP)の曲をかけて調整。

曲かけ練習では冒頭に予定するトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は跳ばなかったが、その後の練習で3回決めるなど順調な様子を見せた。

 シニア1年目ながら、グランプリ(GP)シリーズフランス大会で優勝。GPファイナルにも進出し、日本勢最高の2位に入った。「一つ一つの試合を着々こなしてきたから、いい結果になった。今回も自分の演技に集中できれば、結果はついてくる」と今大会も試合への臨み方は変えない。

 一躍、五輪代表候補に名乗りを上げた17歳。「去年とは立場も違う。違った緊張感があると思うが、それを乗り越えた先にオリンピックがある。しっかりと乗り越えられるように頑張りたい」と持ち前の強心臓を武器に大一番に挑む。今大会での順位のターゲットは3位以内。それ以上にSP、フリーでトリプルアクセル2本着氷を最大の目標とする。跳び方を試行錯誤しながら改善を重ねた大技を決め、表彰台に立つ。

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