伝統の箱根駅伝は来年1月2、3日に第102回大会を迎える。スポーツ報知では出場する全21チームを連載で特集する。

第10回は年連続回目の出場を果たした中大。

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 30年ぶりの栄冠が現実味を帯びてきた。1万メートル上位10人の平均タイムは大会史上初の27分台となる27分55秒98。就任10年目の藤原監督は「優勝に執着してやってきた。目標は総合優勝」と語気を強める。

 ダブルエースの吉居と溜池を筆頭に、今季は脇を固めるメンバーの成長が著しい。前回復路を担った2年の岡田、3年の藤田は今季1万メートルで27分台をマーク。前回3区区間賞の本間も1万メートルで27分台、同4区9位の白川はハーフマラソンで自己ベストを更新した。

 長年の課題と言われていた「強さ」も指揮官は「箱根に向けて徹底的に仕込んできた」と今夏、例年以上に距離を踏んできた。「速さ」を武器にし烈な大混戦を勝ち抜いて、史上最多15度目の優勝を勝ち取る。

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