NHKで放送される演歌・歌謡曲の祭典「演歌フェス」(27日・後5時=NHKBS、BSP4K)の公開収録がこのほどNHKホールで行われ、総勢28組の豪華出演者が歌声を披露した。

 「演歌フェス」は2019年に初開催され、今年で5回目。

若手からベテランまで幅広い顔ぶれで、バラエティーに富んだラインアップで楽しませた。

 今年60周年を迎えた森進一は「演歌フェス」初出演。「冬のリヴィエラ」や「北の螢」などの名曲を歌唱した。改めて60年間の歩みを振り返り「デビュー当時は、浮き沈みが激しい芸能界で『こんな声でいつまでやれるのか』と思っていました。浮かれたり、調子に乗ったり、悩みや苦しみ、そのひとつひとつの積み重ねが今の私です。改めて今日まで感謝です」と万感の思いを歌に込めた。

 また「演歌フェス」ならではのスペシャルステージも。芸道50周年を迎えた細川たかしは、8名の津軽三味線奏者と尺八を従え「望郷じょんから」を情感たっぷりに歌唱。また、細川の「心のこり」をきっかけに演歌の道を志した現役高校生歌手の中村唯人とのコラボ歌唱も披露した。細川は「気がついたら50年、あっという間。これからも大好きな歌を歌って参ります」と決意を新たにしていた。

 ムード歌謡グループ「純烈」と“令和の御三家”こと真田ナオキ、辰巳ゆうと、新浜レオンは「我が良き友よ」を披露。

切磋琢磨(せっさたくま)して演歌・歌謡界を盛り上げてきた友情のステージで大いに沸かせた。

 また、幼少期から親交のある市川由紀乃と水森かおりは互いの代表曲を歌い合い、絆のパフォーマンスにも注目が集まる。また小林幸子と坂本冬美が意外?なコラボレーション。「桜」をテーマに名曲「夜桜お七」と「千本桜」をロックバージョンで披露している。演歌・歌謡の夢の祭典ならではのパフォーマンスが続々予定されている。

 ◆演歌フェス2025

【放送日時】12月27日(土)午後5:00~8:58 <NHK BS><BSP4K>

【出演】石原詢子、市川由紀乃、大石まどか、大江裕、木村徹二、香西かおり、小林幸子、坂本冬美、真田ナオキ、純烈、神野美伽、千昌夫、辰巳ゆうと、田中あいみ、天童よしみ、中村唯人、長山洋子新沼謙治、新浜レオン、細川たかし、堀内春菜、前川清、水田竜子、水森かおり、三山ひろし、森進一、山内惠介、ゆあさみちる ほか(五十音順)

【司会】二宮直輝アナウンサー、佐々木芳史アナウンサー、姫野美南アナウンサー、道上美璃アナウンサー

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